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【ロンドン10日共同】イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ攻撃に抗議するデモが10日、欧州各地で行われた。ロンドンでは今回の攻撃開始後のデモとしては最大の数万人が都心を行進し「虐殺をやめろ」「イスラエルは恥を知れ」などと気勢を上げた。
デモは反戦団体やイスラム系組織などの共催。行進の終点に近いイスラエル大使館前では、多数の靴や爆竹などが大使館に向けて投げられた。一部参加者は警官隊と小競り合いになり、けが人や逮捕者も出た。
デモにはリビングストン前ロンドン市長や有名歌手らも参加。特設の演台ではタミミ・イスラム政治思想研究所長が「今、われわれは皆(攻撃を受けているイスラム原理主義組織)ハマスのメンバーだ」と述べ、ガザとの連帯を訴えた。
抗議デモはパリやベルリンなどでも行われた。
日経
与党は7日、アフリカ・ソマリア沖での海賊対策を巡るプロジェクトチーム(PT)の初会合を9日に開く方針を決めた。政府は新法制定までの「つなぎ」として、年度内にも現行法で海上自衛隊の護衛艦を派遣する方向だ。公明党も派遣を容認する姿勢に傾きつつあるが、海賊の逮捕権限や武器使用基準をどうするかなど詰めるべき課題は多い。
与党PTは座長に自民党の中谷元・元防衛庁長官、副座長に公明党の佐藤茂樹氏を充てる。麻生太郎首相は7日夜、与党PTの発足について記者団に「日本として何ができるのかを検討するのは国民の財産を守ることを考えたら至極大事」と評価した。
日経
【ドバイ=松尾博文】パレスチナ自治区ガザの中心都市ガザ市を包囲しているイスラエル地上軍は5日夜、同市周辺部でイスラム原理主義組織ハマスと激しく交戦した。イスラエルのバラク国防相は「試されるのはこれからだ」と語り、市中心部への突入も辞さない構えを示した。フランスのサルコジ大統領がイスラエル入りするなど国際調停の動きも活発化しているが、事態収拾の兆しは見えず戦線は拡大を続けている。
ガザ市東部に位置するシャジャイヤ地区でイスラエル軍戦車の砲撃などに、ハマスの戦闘員らがミサイルなどで応戦、一帯では激しい爆発音や銃撃音が続いた。ガザ市中心部につながる一角で戦闘が起きたのは3日の地上軍侵攻以来初めて。人口40万人のガザ市はハマス指導者が潜み、ロケット弾の製造拠点などが集中しているとみられる最大の戦略目標。イスラエル軍が攻略に着手した可能性がある。
ガザ地区北部ではそのほか、大規模難民キャンプがあるジャバリヤを見下ろす丘陵の制圧を狙うイスラエル軍とハマスとの間で戦闘が続いた。
日経
【カイロ=安部健太郎】パレスチナ自治区ガザへ地上部隊を侵攻させたイスラエル軍は4日、主要都市ガザ市南部の幹線道路を制圧し、ガザ地区を南北に分断する形でイスラム原理主義組織ハマスの拠点への攻撃を展開した。ガザ地区北部の一部を掌握したとの情報もある。5日未明にかけて住民の被害も急増。AP通信は地上戦開始後、64人の民間人が死亡したと報じた。12月27日の空爆開始からの累計で、ガザ側の死者は少なくとも510人を超えた。
イスラエル軍はガザ市の包囲を続けており、4日夜の時点ではまだ市街地中心部へは侵攻していないもよう。同市東部で深夜にかけて爆発音が続いているとの情報もある。
地元メディアの報道によると、イスラエル情報当局高官は4日、ハマスの活動家らはガザの病院やモスク(イスラム教礼拝所)に潜伏していると指摘。ペレス大統領は米テレビ番組で「(戦闘の)目的はガザの占領やハマス壊滅ではなく、テロの撲滅だ」と力説した。
日経
【カイロ=安部健太郎】イスラエル軍は29日もパレスチナ自治区ガザへの空爆を継続した。攻撃目標を大学やモスク(イスラム礼拝所)など民間施設にも拡大、戦闘は長期化の様相を呈し始めた。ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの要員だけでなく、住民の犠牲者も急増しており、ロイター通信によると、27日の攻撃開始からの死者数は307人に達した。攻撃自制を求める国際社会の声も一段と強まりそうだ。
イスラエル軍は29日にかけてイスラム教大学やハマスの庁舎などを爆撃。ハマスのハニヤ・パレスチナ自治政府元首相宅に隣接する家にも攻撃を加えたが、元首相は不在だった。
攻撃対象も拡大し始めた。27日の空爆開始以来、これまでの攻撃対象は警察などハマス関連施設や武装組織の拠点が中心だったが、住民利用の多い施設も標的にした爆撃などが目立つ。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は29日、少なくとも51人の住民が死亡したと明らかにした。
日経